想像してみてください

4年間(正確には3年と11ヶ月)彼女がいなくて、最後に性行為をしてから4年半(正確には4年と7ヶ月)が過ぎた薄給で扱き使われている20代のサラリーマンがいるとします。
そんな彼の人生の拠りどころはインターネットでブログを書くことで、世界中の皆と繋がっている様な気分になります。
錯覚だという自覚はありますがそれは敢えて無視します。
そうでなければ彼の精神が孤独に耐えられないからです。
そんな彼が拠りどころとしていたインターネットのことで、あらぬ疑いもたれて裁判沙汰に巻き込まれ、膨大な慰謝料を請求されました。
彼には父親がなく母親と二人田舎で質素な暮らしをしていて、財産のようなものもほとんどなくありません。
少ない彼の給料ではとても払える金額ではありません。


彼は今、駅のホームの際に立ち、線路を見つめています。
想像してみてください。